私と満州

私は昭和26年(1951年)に生まれました。日米講和条約締結の年です。
今、中国と日本は険悪な方向に進んでいます。しかし、私は中国人のご恩によって、この世に生を受けたと思っています。ですから、中国と日本が敵対するようなことにはなってほしくないと思っています。
私の父は、第二次世界大戦前に満州の大連に渡り、そこで教諭職をしていました。私の兄弟は4人ですが、上の3人は満州生まれです。
私は、戦後に家族が日本に引き上げてきて、落ち着いてきた頃に日本で生を受けました。しかし、父から終戦時の話しを聞いたことがありますが、父が生きて日本に帰ってこられたのは、ある中国人の村長さんの存在があったからなのです。これからその物語を日記にしたいと思います。