アベノミクスは外資に巨額の利益を供与

<報道>
米ファンド、円売りで巨利=ソロス氏も930億円―米紙

【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は13日、米国のヘッジファンドが円売りで巨額の利益を上げていると報じた。1990年代に英ポンド売りで巨利を得たことで知られる著名投資家ジョージ・ソロス氏のファンドも参入し、昨年11月以降で総額10億ドル(約930億円)の利益を計上したという。

円は過去4カ月の間に20%近く下落した。ファンドは昨年12月の日本の総選挙前に相次いで円売りを開始。安倍晋三首相が誕生したことで、流れが一段と加速した。

金融機関が、高リスクを承知で高利回りを狙うヘッジファンドなどの投資家に円売りを推奨。ファンドは、円の下落で大きな利益を上げられるデリバティブ金融派生商品)も購入しているという。

ソロス氏に近い関係者は「アベノミクスに賭けている」と説明。